ファットバック・バンド
もっと評価されていい背脂(せあぶら)バンド。米国の料理レシピサイトによると、ファットバックとは豚の背骨付近にある脂のことで、ラードの材料になるほか、塩漬けにしてから干して食べたりもする。特に南部の黒人たちに食されていたという―。

文字通り、骨のある脂の乗ったファンク・ディスコなんです。70年代半ばにリーダー格のビル・カーチスがNYで結成。70年半ばから80年代半ばまで活躍しました。ストリートにこだわったサウンドが特徴で、ディスコブームに乗って、いろんなヒットを出しています。

中でも、79年発売の「キング・ティム・スリー(King Tim 掘法廚蓮∪こ初のラップ曲とされています。チャートこそR&Bで26位、全米ディスコで62位と今ひとつでしたが、歴史的な一枚となりました。

この曲は、ラップのルーツとしてよく比較される、シックの「グッド・タイムス」をべースにしたシュガー・ヒル・ギャング「ラッパーズ・デライト」より数週間、早く発売されています。当初はある曲のB面に収録されていたのですが、発売と同時にディスコDJたちの間で大評判になったのでした。

「スパニッシュ・ハッスル」(76年)も佳曲です。ラテン調で、ビート進行は多少、フィリーサウンドの雰囲気もある明るい曲。80年代にRicoというアーチストがハイエナジー風にリメイクして、日本では再びフロアの人気曲になっています。

ファットバックにはこのほか、「ドゥ・ザ・バスストップ」「ダブルダッチ」というややアップテンポの代表曲もあります。写真のCDは「ダブルダッチ」が入ったNYCNYUSAという77年のアルバム。ファンク性が高くて最もファットバックらしい作品だと思います。

クール・アンド・ザ・ギャングやカメオに比べて、非常に地味な扱いしか受けていない彼らですけど、重厚なビートやストリートっぽさを特徴とするファンクの「ディスコ」という意味では、最もそれらしいアートストの一例だと思っています。

いやあ、それにしても…ライブドアのこのブログのデザイン、最近のリニューアルで「改悪」を余儀なくされてしまいました。何か文字でかいし、けばくなってしまい…。もう少し落ち着いたやつに戻したいが、良いデザインが見つからないのでした。(後に若干デザイン修正成功)