Dee Dee Bridgewater本業が忙しくて久しぶりの投稿なのだが、Dee Deeのこのアルバム「バッド・フォー・ミー」から再開したい。70年代ディスコの中でも5本の指に入ると私は思っているのである。

この人はジャズシンガーとして知られた存在だ。まあ、歌唱力は文句のつけようがない。もちろん、例えば、アレサ・フランクリンやパティ・ラベルには負けるかもしれないが、非常に迫力があるのだ。私などは彼女の声を聞くたびに「ジャズとかゴスペルの人って、70年代ディスコに合うよなあ」って思う。

ご他聞にもれず、「ブームだったのでディスコやっちゃいました」系ではある。アルバムタイトル曲は彼女の唯一のディスコヒット。しかし、時は既にディスコ下火直前の79年春、チャートは最高72位だった。

しかして、この曲の魅力は彼女の声だけではない。ピアノがものすごくよろしいのである。軽快でフュージョンっぽくて都会的でねえ。そう、あの「シャイン・オン」(ディスコ的には代表曲)のジョージ・デュークなのであった。当時出始めたヤマハの電子ピアノの鍵盤を縦横無尽に叩きまくって、ことごとく「躍らせる」のである。

このアルバムのほかの曲もけっこう良い。CDは輸入だと送料込みで1500円くらいで入手できる。典型的な「ディスコinジャズ」を堪能してほしいと思う。

ちなみに、「バッド・フォー・ミー」はこのアルバムでは5分半だが、ロングバージョンだと8分半あって、ジョージのピアノが長ーく聞けてさらに素敵だ・・・いずれ紹介したいと思っているが、このバージョンは唯一、Give Your Body Up/Vol.1というライノレーベルのCDに収録されているのでご注目を。たまにアマゾンで中古で手に入る。