2008年06月06日

ファンキー・ビューロー (Funky Bureau)

ファンキー・ビューロー前回からの流れでついでにファンキー・ビューローです。お馴染みの和製ディスコですが、これは凡百の和モノと比べると内容が充実していると思います。歌詞が英語だというのも、「なにかとダサダサ和製ディスコ」をあまり感じさせない理由でしょうかね。

プロデュースは、前回紹介のDr.ドラゴンのほか、「Desperately」のヒットで知られるラブ・マシーンという和モノグループも手がけたサトシ・ハッスル・ホンダ。リードボーカルは、(なぜか)ジャマイカ人のミッチェル・ブラックマンという黒人男性です。

ノリノリの「クラップ・ユア・ハンド」があまりにも有名でして、1977年ごろに全国のディスコで大ヒットしました。ドラムソロで始まるイントロはすこぶる印象的で、私もフロアでかなり耳にした覚えがあります。とくにロッキングダンスにはぴったりですね。ただ、正規12インチがないようなので、4分ちょっとで終わってしまうのが残念なところです。

このグループにはほかにも「ブギー・ウォーク」、「ディスコ・ジャック」、「ブギー・トレイン」といったディスコ曲がありますけど、「クラップ…」ほどの知名度はありません。けれども、いずれも曲自体は文字通りファンキーで、アレンジ、ボーカルも案外しっかりしています。全体的には「可もなく不可もなし」でまとめた雰囲気であります。

このグループが出てきた76〜77年というのは、世界でもディスコが「大ブレイク直前」といったところでしたので、なかなか先見の明があったとは思いますね。海外でも発売されたようですが、今ひとつの成績(というかほとんど無視)でした。

それでも、いまの海外のディスコマニアの中には、レコードを必死になって探している人もいるとかいないとか(いいかげんな表現)。というのも、ハッスル・ホンダのプロデュース作品、特にDr.ドラゴン、ファンキー・ビューロー、ラブ・マシーンは、海外のディスコサイトなどで熱烈に紹介されているのをたまに見かけることがあるからです。

ほかにも、1982年に発売された、ミッドナイト・パワーズという吉岡正晴プロデュースによる和製グループのビレッジピープル風の佳曲「イッツ・マイ・ライフ」が、下写真の米Importeレーベルのディスコ・コンピアルバム「Prime Cuts 1」(インスト、81年、アルバムとして米ディスコチャート8位)や米ディスコネット(Disconet)のDJ用12インチ・コンピアルバムに収録されている例がありますが、こうした日本発ディスコが欧米勢に混じってエントリーされること自体、非常に珍しいことではあります。まあ、いずれもインストだったり、外国人が英語で普通に歌っていたりするわけで、中身は外国産ディスコとほぼ変わりはなく、よくよくレベルなどを見なければ「和モノ」だということは分からないのですけどね。

写真のCDは、92年に発売されたファンキー・ビューローの国内盤ベスト。主な曲が網羅されていて、これ1枚あれば、「ファンキービューローは一丁上がり!」という感じです。レアということでもなく、中古店などで普通に見かけます。

ImporteYoshioka MasaharuImporte新

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コメント一覧

1. Posted by のぞみ    2008年06月15日 20:20
5 毎度お世話になります。 

昨夜のスーパーのぞみDeナイトへのご参加、大変感謝しています。 

『クラップ〜』これって多分、12というよりも、普通の7インチ45回転を聴いてみたいですよね? 
音圧が高くて、多分一番いい音が出るのではないかと、勝手に想像しています。
オムニバスのLPは溢れるほど市中に出回っていますね。 
2. Posted by mrkick    2008年06月15日 20:43
コメントありがとうございま〜す。「クラップ」の音質については、そういえば以前、のぞみさんそのようなことを言ってましたね。7インチを探して今度じっくり聞いてみます。

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本名・菊地正憲。何かと誤解されるディスコを擁護し、「実は解放と融合の象徴だった」と小さく訴える孤高のディスコ研究家。44歳。本業は雑誌、論壇誌、経済誌などに執筆する元新聞記者のジャーナリスト/ライター。踊る機会はめっきり少なくなったが、CD&レコードの収集は28年前から地味〜に続行中。アドレスは↓
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