ラテンロックバンド「サンタナ」を初めて聞いたのは、小学校卒業ぐらいのとき。あの「哀愁のヨーロッパ」が、当時好きだったAMラジオでいやというほど流れていました。カルロス・サンタナのラテン調の「泣きのギター」って具合ですが、まあ、既にディスコ的な曲に傾いていた私としては、退屈なだけでした。ちょっと後に出た、これも「ラジオ・ヒット」となったアースの「セプテンバー」の方が断然、良かった。
それからおよそ5年。ディスコに行くようになって再びサンタナを耳にしたわけです。そう、大ヒット作「シャンゴ」に入っている「ホールド・オン」(82年、写真)ですね。
まあ、よくかかっていました、ディスコで当時。ヒスパニックたちが奏でるラテンは、そもそも「陽気なダンス民族」の代名詞みたいなもんですから、ディスコにもしっくりくるんです。今でも、ダンスクラシックのパーティーに行くと、この「ホールド・オン」よくかかっています。
ロックって、本当は踊りやすいんですよね。4ビートや8ビートで、ズシズシとバスドラが響いてて。79年の、例のアメリカンロック信奉者たちによる「ディスコ・サックス!(ディスコはださいぞ!!)」って運動の後、しっかりディスコで儲けていたのは実は、ロックだったりするのです。
サンタナだけじゃない。星条旗をあしらったジャケットが印象的だった「まさにアメリカンロック!!!」のブルース・スプリングスティーンの「ダンシング・イン・ザ・ダーク」とか、12インチ・ダンス・バージョンとか出して張り切ってましたから。
まだあります。ミーハー産業ロックとはいえ、スティックス「ミスターロボット」、ジャーニー「セパレートウエイズ」、バン・ヘーレン「ジャンプ」、ヨーロッパ「ファイナルカウントダウン」(うわああ!)などなど、よく踊りましたよ。アメリカンロックって、ディスコを嫌っていたようで、実は大好き!!!だったのです。
それにしても、「ホールド・オン」のさびのところは、哀愁調で非常によいです。もちろんギターも秀逸。ロックの「ズシズシ」に、哀愁ラテンメロディーが重なれば、フロアで盛り上がるのは必然なのです。




キム・カーンズといえば、「ベティ・デイビスの瞳」がばか売れ(1981年ビルボード年間1位)したことで知られる。一発屋のようだが、米国ではこの曲より前にケニー・ロギンスとのデュエット曲「Don't Fall In Love With A Dreamer」を4位に食い込ませる大健闘を見せているからあなどれない。ほかにもまずまずのヒットを何枚も出しているのだ。
私が18歳だった1983年は、洋楽ヒットの多くがダンスミュージックといわれた。ディスコ好きのほとんどは、ビルボードチャートにも通じていた。ビルボード一般チャートの上位曲が、がんがんフロアでかかっていた。
いやあ最近何だか変に多忙である。ちっともお金はたまらないのに。来週はずっと出張やら急ぎの仕事やらが入っており、短時間で気軽に取り組んでいるこのブログも、さすがにちょっとごぶさたになるかもしれない。
