ポップロックの大御所エルトンジョンの曲は、子供のころからよく聴いてきた。バラードからハードロックまで何でもこなせる器用な人だという印象だが、私にとってはこの本格的ディスコアルバム「Victim Of Love」である。1979年はディスコ絶頂期。各時代の最先端の音を採用してきたエルトンさんにとっても、「一枚ぐらい、もろディスコを作ってみよう」ということだったのではないか。商業的にも手っ取り早く元がとれるし。
音楽ファンにとっては賛否両論ではある。それでも、中身はビート重視で踊りやすさ爆発。アルバムのA、B面の曲がそれぞれつながって録音されているというのは、当時のディスコLPでは一般的だが、特に、CDで言う6曲目「Street Boogie」から、7曲目のアルバムタイトル曲へのつなぎがかっこよい。
このCDは中古で安く売られている。7曲しか入っていないからお得感もないが、「誰でもディスコ」時代を象徴する好盤だと思っている。本格的エルトンジョンファンには毛嫌いされているようだが。
TKはカサブランカと並ぶ70年代中・後期の代表的ディスコ系レーベル。本拠地はマイアミで、米音楽業界の大立者ヘンリー・ストーン(Henry Stone)が1960年代に設立。KC&ザ・サンシャインバンドが最も有名な所属アーチストだった。ディスコに興味があるのであれば、一度は通る「TKの道」である。



今ではトップスターの座にいるマドンナ。だが、最初はダンサーをやったり、「ボーン・トゥ・ビー・アライブ」のディスコヒットを飛ばした「一発屋」パトリック・ヘルナンデスのツアーメンバーをやったりと、まったく目立たない存在だった。
ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーにより結成された英国のデュオ。82年ワムラップ!でデビューしたのだが、ディスコ的にはその後に発売されたバッドボーイズが最初の代表曲になる。
