
特に、跳ね上がるような女性バックボーカルが、踊り心をくすぐります。アレンジや楽器の構成、バランスなどの点で、この曲の完成度は高く、私などは70年代ディスコの5本の指に入るほどだと思っています(絶賛)。
ドイツ生まれのフランス育ち。非常に情報が少ない人なのですが、キーボード奏者として、セローンらとともに欧州ディスコ音楽の源流を作りました。ただ、前回、紹介したセローンのライバルであるアレック・R・コスタンデノスやサンタ・エスメラルダのリロイ・ゴメスとも長く一緒に仕事をしていますから、結構世渡り上手だったのかもしれませんな。
そんなディスコ全盛期に作られた「Garden…」には、ファンクっぽいノリの「Midnight Madness」、少しメロウな調子の「Standing In The Rain」や「Garde Of Love」、ラテン調の「My Desire」などが収録されており、バラエティに富んだ内容。セローンもドラムで参加しています。何しろ唯一のソロアルバムですし、「これで完結してオシマイだった」という感じもします。
写真のCDは米ホットプロダクションズ盤。何と仕上がりはCD-Rなのですけど、音はまあまあ。ディスコファンならそろえておきたい一枚であります。
なお、名曲「Got To Have Loving」については、映画「ラスト・デイズ・オブ・ディスコ」のサントラをはじめ、いろんなコンピレーションCDに収録されています。12インチはプレス数が少なく「幻」とまでいわれていて、オークションでは日本円で1万円以上する場合が多いようです。
ああ、それにしても、仕事疲れで現在、脱力気味であります。久しぶりの投稿、しかも今回でいちおう200回目だというのに…。次回は、もう少しギンギンでコテコテのやつ(?)を紹介することに致しましょう。