I'm So Excited今月下旬に入ってまたまた多忙を極めておりまして、今回は何の脈絡もなく「勝手にディスコ12インチ・ベスト10」を投稿しようと思います。

いずれきちんとディスコランキングなどをやりたいと思っているのですが、とりあえず、独断と偏見での安易な紹介・寸評であります。このブログはCD解説を基調としておりますので、なるべくCD化されているものを選びました。7インチとの差がはっきりしないものや、ただ長いだけの「ロングバージョン」、それにあまりにマニアックなものは省いております。

1. I'm So excited (Pointer Sisters、5分41秒、1982年)=写真=
  (飛び跳ねるピアノが最高。今年4月、ガンで死去したジュン・ポインターを含む三姉妹の迫力ボイスが冴え渡る逸品。3分経過以降のブレイクが聴き所)

2. Can't Stop The Music (Village People、7:58、1980年)
  (派手好きカサブランカレーベルの真髄。ショーマンシップで躍らせます。後半の長いオーケストラ演奏部分がミュージカル風で感動的であります)

3. Material Girl (Madonna、6:06、1985年)
  (マドンナの人生を象徴した(?)名曲。マドンナの元恋人でもあるリミックスの名手ジェリー・ビーンが、メリハリのあるバージョンに仕上げております)

4. Can't Take My Eyes Off You (Boys Town Gang、9:34、1982年)
  (説明の必要なし。この曲はぜひ10分近い超ロングバージョンで味わい尽くしていただきたい。8分過ぎのピアノ・ブレイクが哀愁調で涙モノ)

5. Rasputin (Boney M、7:35、1978年)
  (欧州産ミュンヘン・ディスコの代表曲「怪僧ラスプーチン」をドラマチックに改造。ドラムソロにギター音が重なるマーチ風イントロが圧巻であります)

6. Don't Go (Yazoo、8:28、1982年)
(ヤズーのアップテンポなダンスの名曲。前半はシングルとほとんど変わらないが、後半から躍動感あふれるシンセ音がうねうねと大展開)

7. Rocket To Your Heart(Lisa、9:37、1983年)
  (宇宙的な広がりを感じさせるボコーダーから静かに始まったかと思うと、ドンドコドンドコとシンセドラムがいきなり炸裂。ブレイクも凝っていて楽しめます)

8. I Was Made For Dancin' (Leif Garrett、6:53、1978年)
  (70年代ディスコにしては珍しく、ディスコバージョンにシングルと違う工夫が見られる一品。長めイントロの「じらし効果」は抜群)

9. Fresh (Koo & The Gang、1984年)
  (クールのディスコ名曲はたくさんあるが、中でも最も12インチらしさがにじんでいる一品。2分半以降のブレイクがしっとりした感じでよろしい)

10.Relight My Fire (Dan Hartman、9:44、1979年)
  (ダン・ハートマンの代表曲。12インチは別曲「Vertigo」とのメドレーによるロングになっている。結果、長〜いイントロが劇場効果を高めている)

…とまあ、こんな感じであります。結局、12インチ用アレンジの良し悪しと言うより、「原曲そのものが好きだ」という理由も大きいのですけれどもね。

書いているうちに「あれも、これもいいな」と次々と浮かんできて困りました。あくまでも私の好みにより選定いたしましたが、またの機会にさらに精査して、マイナーなものも含めて「決定版」を紹介できればと考えております。