
セルフコンテインドの9人編成で、所属レーベルはCotillion Records。ラリー・マーシャルとアネス・ケリーという男女ボーカルの掛け合いが印象的なバンドです。
一番の代表曲はファイヤークラッカーで、1979年に米R&Bチャートで4位まで上昇しました。イントロ部分で本当にファイヤークラッカー(爆竹)を鳴らして始まる威勢のよい曲です。89年には人気ヒップホップバンド「2 Live Crew」が「Me So Horny」という曲でサンプリングしてヒットさせています。ファイヤークラッカーの12インチは、プレス数が少なくめちゃくちゃ貴重盤になっています。
あとは「Wine-Flow Disco」(76年、米ディスコチャート5位)、「I Believe In Music」(77年、同28位)も代表曲。個人的には81年の「Turn Up The Music」(米R&Bチャート36位)が非常にノリが良くて気に入っています。ホーンセクションとうねうねシンセが全開で、元気いっぱいです。
このバンド、実質的に70年代後半から80年代初頭の7〜8年間しか活動していなかったにもかかわらず、けっこうヒットを出したのですが、CDでは12曲しか入っていないため少々物足りなさを感じます。特に70年代後半のヒットが網羅されていません。しかし、音質もまずまずで、長めのバージョンがいくつか入っています。マスプロダクションのほかのCDは見当たらず、このベストは貴重であります。