80年代懐古ものコンピは近年、珍しくはないが、これはおすすめの1枚。ほかには収録されていないオリジナルのロングバージョンが目白押しなのだ。まずブロンスキー・ビート「スモールタウン・ボーイ」。9分間のたっぷりバージョンで哀愁系サウンドを聞かせてくれる。ヤン・ハマー「マイアミ・バイスのテーマ」もヒットした割には、これまで手に入らなかった12インチバージョンである。ビバリーヒルズ・コップのサントラにも入っているインストの名曲であるハロルド・フォルタメイヤー「アクセルF」も、ロングバージョンというのはなかなかない。
まだまだ続く。代表的なロックの一発屋ロマンチックスの1983年のヒット「トーキング・イン・ユア・スリープ」である。私はこれの12インチが入っているCDを長年、探していたのだが、ついに入手できた。7インチとの相違点は間奏部分が長い程度なのだが、それでもディスコ好きな人間にとってはたまらないアピールポイントである。
ほかにも、ハワード・ジョーンズ「ホワット・イズ・ラブ」、クリス・レア「オン・ザ・ビーチ」、スタイル・カウンシル「マイ・エバー・チェンジング・ムーズ」などなど、大ヒットしたが珍しい「12インチバージョン」が目白押しである。ロック系、ニューウェーブ系のディスコを中心とした選曲となっている。
ソニー盤の4枚組で現在中古相場は3000〜5000円程度。音質は申し分なく、内容を考えればそれほど高くはない。ディスココンピ盤は販売枚数が少なく、すぐに入手不可能になる場合が多いが、今のところまだ数多く出回っているようである。