
このアルバムには思い出があります。20年前、待ちに待ってタワーレコード札幌店で購入したのですが、友人に貸したら思いっきり歪んで戻ってきたのです。真夏の車内に置きっ放しにして、レコードの一部が溶けてしまったのでした。その後、同じレコードは二度と手に入りませんでした。完全に意気消沈しました。当時は意外に希少だったのです。
10年以上経って、CD化されたのを機に再び手に入れたのですが、感慨深いものがあります。私にとっては基本の一枚。ここまで手の込んだ曲作りは、ほかではあまり聞けないものでした。ハイエナジーというのは、単調で安っぽくなりがちでしたけれど、これはシンセの使い方がうまい。ビートもきちんとしていて、重厚な音になっていると思います。CDの方も、最近は希少価値が高まっているようで、米アマゾンでは6000円ぐらいしています。
レーベルはBTGと同じ米サンフランシスコのモビー・ディック。ゲイ系のミーハーディスコを代表するレーベルでした。しかし、日本のディスコは、ゲイもストレートも関係ないというのが大きな特徴です。この人の曲がかかれば、皆、掛け声を上げて踊っていたものです。
> 自分もセックスダンスのロングバージョンを持ってます。マンドレイやテレホンオペレーターやブレイクミーやマンママリアやフェーストゥフェースやミッキー等も今でも押し入れの奥に眠っています